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宮台真司bot
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幸福論remix 全体性

宮台真司bot

 話をする上で、他分野との用語のすりあわせが必要なのかな、と、こさえた自習メモ。
 門外漢にはいろいろ耳慣れぬ表現のオンパレードではあれど、 よく見ればなじみの概念が頻出する書籍 『幸福論』 をベースに。 

→幸福論remix 目次

【ぜんたいせい 全体性】 
  • 何が全体性であるかを先験的に言うことはできない。
  • 機能の言葉」の集塊から全体性を考える 一七世紀の啓蒙学派:
    部分の真理性を積み重ねていくことによって最終的には全体の真理に到達できるとみなす
  • 「全体性を参照する」としても、ジグソーパズルのピース1000個で全体の絵に辿り着くのではなく。
    人によっては、たった10のピースがアレゴリカルな星座を「瓦礫のなかに瞬時浮かび上がらせる」

  • 授業に平気で三〇分以上遅れてくるとか(廣松渉先生)、授業に酔っぱらってやってくるとか(小室直樹先生)は、僕らにとっては全く問題じゃなかった。破天荒ぶりの背後にある強烈な全体性への志向に、心酔していた。
    『限界の思考』
  • 今日の社会学から「全体性」が失われて久しい。個別領域への穴籠りが進み、異なる穴の住民同士では言葉さえ通じにくくなった。それに並行して、一般理論志向が失われ、理論社会学は低迷している。
    『21世紀の現実 社会学の挑戦』
  • 社会学者マンハイムの言葉で言えば、トタリテート全体性)を見渡す存在が知識人を含めていない。
  • 「完全なる承認」幻想は、もともと宗教と性でしか得られないものだが、いまや宗教も性も全体性を失い機能不全状態にある 。
    『波状言論S改』
  • 「いったいこの世界は何なのか」と考える人たちは真面目に全体性を志向し、「人を殺してはいけない理由はない」という結論に達する。
    『少年たちはなぜ人を殺すのか』
  • 全体性」「超越性」「ナショナルなもの」「宗教的なもの」「神秘的なもの」を、単に冷笑したりバカにするようなやりかたでは、逆にキッチュなナショナルに惹かれる危険に対処できなくなるのではないか。
    『天皇と日本のナショナリズム』
  • 全体性への志向の危険な短絡を避けるための、意味論的な思考訓練の場として、カルスタ的ならざる社会システム理論的なサブカルチャー研究がきわめて有効です。
    『限界の思考』
  • 本書は辛うじて全体性を触知できた最後の時代の空気を如実に伝える。
    『増補 サブカルチャー神話解体』
  • 全体性への志向をもつと、必ず「世界」には「端的なもの(たち)」が見つかります。「端的なもの」を受け入れる場合には、無害なものへと加工して受け入れるんです。そこに宗教性が巣くう。
    『サイファ覚醒せよ!』
  • トタリテート全体性)を希求する人間たちは、絶対に安易であってはならない。
    『サイファ覚醒せよ!』
  • 社会が複雑になるほどわれわれの経験領域は局域的・部分的になり、全体性から遠ざかります。その際に先人たちの智恵を受け継がないで、どうやって全体性にアクセスするのでしょう。
    『こころ「真」論』
  • 西ヨーロッパはゾーニングを求める権利を認めないのではない。ホールディングしているのです。権利はあっても行使し過ぎると、社会的全体性が見えにくくなり、不安神経症的な人間が生まれるからです。
  • 真理の言葉」は、社会的文脈の分岐によって全体性から見放されていく一方で、心理的な安定化の機能を発揮し続ける。「機能の言葉」は、全体性への近接と引き替えにカタルシスを犠牲にすることで、心理的に人々から遠ざけられ、カルト化する。
    『21世紀の現実 社会学の挑戦』

  • 社会学は社会的全体のなかでの科学的営みの位置を論じ、科学論は科学的営為として見た場合の社会学の位置づけを論じる。この全体性をめぐる「決議論」は解決不能です。

  •  →ウロボロスの蛇

→幸福論remix 目次


 


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