吉本隆明のDNA

宮台真司bot

社会学2009年 

『吉本隆明のDNA』


 
宮台真司 著作●→安保闘争以後の60年代を通じて、吉本が展開した主張の一つの大きな流れは、スターリニズム批判にしろ自立思想にしろ、『脱政治化を肯定する」という主張でした。

宮台真司 著作●→転向知識人に対しては『ただの大衆じゃねえか』と揶揄しながら、非転向者に対しては「大衆から遊離しやがって』と指弾する。これが吉本の中では両立する。非常に興味深いアイロニカルな二重性といえます。

宮台真司 著作●→うちの学校の、新左翼系教師のひとりから、『吉本は全共闘運動の敗北戦士たちに癒しを与える効果があるから読まれているんだ。あまり真に受けるな」と言われたこともあります。

宮台真司 著作●→今日的な後知恵でいえば、残念ながら、日本の政治運動はすべて、物取り要求です。どのみち時限装置なのですよ。豊かになってしまえば政治的な要求は消えてしまうことが、あらかじめ決まっていたわけです。

宮台真司 著作●→麻原的なものに、深さを与えようとしてしまうんですよ、吉本さんみたいな人はね。でもそれは滑稽なんです。
 深みを見出したいのであれば、オウム現象の総体の中に見出すべきで、麻原やオウムそのものには何の特殊性もない。ただの凡庸なものの集まりでしかない。

宮台真司 著作●→『関係の絶対性』という概念を手放したところにしか、ポストモダンの社会思想は成り立たない。

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『吉本隆明のDNA』
 インタビュイー 藤生京子
 朝日新聞出版
 



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