踊ってはいけない国、日本 風営法問題と過剰規制される社会

宮台真司bot

社会学2012年 

『踊ってはいけない国、日本
 風営法問題と過剰規制される社会』


 
宮台真司 著作●→〈巨大なフィクションの繭〉の破壊は、現に社会がどう回っているとかいう〈リアリティ〉の獲得と同じです。世直しの営みを有効にするには、強力な〈価値〉と徹底した〈リアリティ〉が必要です。

宮台真司 著作●→80年代から発言力を増す新住民は、現に社会がどう回っているかの〈リアリティ〉を欠いた存在です。暴力団排除の世論も、店舗風俗排除や有害図書排除、クラブ終夜営業排除の世論も、専ら新住民のものです。

宮台真司 著作●→厳罰取締によるヤクザのマフィア化は、「新住民の気が済むかわりに、女の子たちを犠牲にさせる最悪のもの」です。暴力団排除が「新住民の気は済むが、生活世界に◯チガイが溢れる」になるのと同じ機序です。

宮台真司 著作●→グローバル化は資本移動自由化です。資本移動自由化は人を不安にします。店も人も文物も入れ替わるからです。人は不安から逃れたいから〈悪者探し〉にかまけがちになる。

宮台真司 著作●→社会的に恵まれず、知的ネットワークから排除された「孤独な人」が、もっぱら〈クレイジー・クレーマー〉として噴き上がります。

宮台真司 著作●→日本にはすでに棄民になっているのに自分がそうだと気づかない人が多いんですよね。

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『踊ってはいけない国、日本
 風営法問題と過剰規制される社会』

 河出書房新社
 


排除社会の現場と暴対法の行方

宮台真司bot

社会学2012年 

『排除社会の現場と暴対法の行方』


 
宮台真司 著作●→地域の組事務所をどけろ、エロ本自販機をどけろ、店舗風俗をどけろ…その流れの延長線上に暴対法施行。〈見たくないものを排除せよ〉は権利の一つであり得ても、社会全体を見ないことにつながります。

宮台真司 著作●→〈見たくないものを排除せよ〉の流れは、まずは警察利権拡大をもたらしましたが、警察の謀略というより新住民化=共同体空洞化こそが最大駆動因で、警察はそれに適応したのです。

宮台真司 著作●→売買春非合法化以降の色街の秩序をヤクザが担ったように、法整備が不十分なストーカー問題をヤクザが処理できたように、事情を知らない新住民には目障りでも、一定の機能を果たすものがあります。
 代替機能を調達を考えない〈見たくないものを排除〉は無責任です

宮台真司 著作●→アンダーグラウンド領域は永久に消えません。結局「合法化して国家が管理するか」「非合法化してヤクザ(可視的集団)が管理するか」「マフィア(不可視集団)が管理するか」どれを望むのか。

宮台真司 著作●→〈見たくないものを排除〉の流れはアンダーグラウンド領域のマフィア化(不可視化)を帰結します。マフィア化は、手打ち不能化によるコスト増と、弱者の不利益増大を伴います。

宮台真司 著作●→暴排条例全国化や新暴対法化が意味する「ヤクザのマフィア化」は、「大停電か原発再稼働か」の二者択一化が〈後は野となれ山となれ〉な国辱的選択なのと同じ。
 それを恥じないで良いのか。
 また恥を晒すのか。

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『排除社会の現場と暴対法の行方』
 同時代社


 

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