幸福論remix ナ・マ・ヤ行

宮台真司bot

話をする上で、他分野との用語のすりあわせが必要なのかな、と、こさえた自習メモ。
門外漢にはいろいろ耳慣れぬ表現のオンパレードではあれど、よく見ればなじみの概念が頻出する書籍 『幸福論』 をベースに。


→幸福論remix 目次 【        ナマヤ    ラワ


■ナ・マ・ヤ行■

アンカー【ナイーヴ】 ナイーブ
  • 何かを素朴に信じてしまっている人、踏み抜きや全体視から遠い人。
  • 運動に関わっている人たちがナイーヴであかん。
  • ナイーヴであるがゆえに、頭のいいネオコン的ニヒリストに太刀打ちできない。
アンカー【なやみ 悩み】
  • 悩み」と「気分」は分けて対処せよ
  • 「死にたい」やつに対しては、死にたい悩みをどうこうしてやるのではなく、死にたい気分の手当をせよ。
  • 死に向かわせるのは、悩みではなく気分。気分悩みをこしらえている。
  • 相手の「気分」を自在に変えるにはテクニカルな実践修行が必要。
    ゆえに、修行方法にこだわる小乗化がある。
アンカー【ナンパ】
アンカー【ニヒリズム】
  • 虚無主義。
    真理など存在しないとみなす立場。
  • 近代の外に出られないことを自覚できない素朴なロマンチストが、やがてギャグ的現実に気づいて幻滅し、ニヒリズムに陥るのは、よくある話。
  • こうしたパターンに陥らないためには、「真理の言葉」が自分の実践を最終的に正当化してはくれないことについての免疫が必要。
  • ネオコン的ニヒリスト
アンカー【にんしょう 人称性/人称的】
  • その考え方、前提、物語が、誰の意図によるものか、誰がこさえたのか、明らかなこと。
  • それがある特定の人(たち)によって押しつけられたものにすぎないのだと、相対化の視点を向けること。
  • 先生が言うには リーダーが言うから →特定人称性
  • 人為的人称的社会化:社会の規範を立てる側の姿が見える
  • 奪人称性 (普遍的な規範であるかのように遵守を当然視される:人称性を奪われた言説)
アンカー【ネオコン】(新保守主義者)
  • 一般的に、デタントのトラウマゆえに合議の可能性を信じない立場を指す
  • 9・11以降のネオコン的振る舞いを肯定するギデンズウォルツァーリベラル派論客の言説
  • 人びとを慰撫(いぶ)する現状や都合のいい過去を総動員する一方で、人びとを不快にしアイデンティティを脅かす決定的な過去については、人びとの不安につけこんで道徳的に無効化し、現実に居直る。
  • 「頭の良いネオコン
    • 合議の可能性を信頼させながらの恣意的誘導を企図
    • 自由と民主の枠の逸脱を不可視化させる
  • 「頭の悪いネオコン
    • ただちにゲバルトをもち出す
    • 自由と民主の枠の逸脱を可視化させる
アンカー【ネオコン的ニヒリスト】
  • ナイーヴな運動家はナイーヴであるがゆえに頭のいいネオコン的ニヒリストに太刀打ちできない。
    そんな異議申し立てじゃあ効きやしない。
  • 「どうせ世界はこんなもの」だと気づいてしまった「頭のいいニヒリスト」に対して、「マイノリティの自由は大切である」というような従来の道徳的な言葉は、完全に無力。
  • たとえば環境問題は、ネオコン的ニヒリストにとっては、主義の問題以前の趣味の問題にすぎない。
  • ニヒリズム
アンカー【ネオ・トックヴィル主義】
アンカー【ネタ】
  • ネタ(作為)に対し →ベタ(自然)
  • 日本のアニメが広がるからじゃなく、グローバル化が進むから、「国内的格差」は「国外的格差」によって相対化され、ネタ化される。「クラス・エスニシティ・ナショナリティ・ジェンダー…はネタでしょ」という話に、どのみち近づかざるを得ない。 『ゼロ年代のすべて』
  • 『エヴァ』は直前までのロボットアニメ状況に対する観察です。『ハルヒ』は『エヴァ』に始まるセカイ系アニメ状況に対する観察です。『コードギアス』は『ハルヒ』に始まる高度ネタ化状況≒バトルロワイヤル状況に対する観察です。『ゼロ年代のすべて』
  • プログレが最高だと言ってたスノッブたちが、1976年にイーグルスの「ホテルカリフォルニア」でロックの終焉を宣告されたあと、歌謡曲にシフトして「わかる奴にしかわからない」ネタ的コミュニケーションを始めた。 『思想地図vol.3』
  • ベタからネタへ」=全体を部分に対応させつつ全体を志向すること
      → 普遍主義の不可能性と不可避性
アンカー【ネオリベ】 ネオリベラリズム neoliberalism 新自由主義
アンカー【ノイズ】
  • 自分側の世界観・価値観にはいない者。
    自分側の整合性をおびやかす者。異なる規律で動く者。
    よそもの、他者、異質な存在。
  • 感情的安全 →免疫、ノイズ耐性
アンカー【ノージック】ロバート・ノージック
  • 正義の権原理論
    • 獲得の正義に従って保有物を獲得する者は,その保有物に対する 権原をもつ
    • ある保有物の権原をもつ者から移転の正義に従ってその保有物を得る者は,それに対する権原をもつ
アンカー【のうみつさ 濃密さ】
アンカー【ノブレス・オブリージュ】
  • 「貴族の義務」、「高貴な義務」
    一般的に財産、権力、社会的地位には責任が伴う事を言う。 〜ウィキ
  • 特権には必然的に(特権のない者のめんどうを見る)責務が伴うものだとする。
    根本的に「優劣」を前提にした、東洋文化圏には縁遠い概念。
  • 公民
アンカー【まいぼつしゃ 埋没者】
アンカー【まつり 祭り】
  • 感情ゲーム
  • どんな「祭り」も、非感情的に設計されたものである可能性はぬぐえない
アンカー【まさつ 摩擦抵抗の低いコミュニケーション】
アンカー【マスメディア】
アンカー【マナ】
  • メラネシア語で「人間の平常の力を超え、自然の通常の過程の外にあって、あらゆるものに効果を生じさせるもの」(コドリントン『メラネシア人』)
    宇宙に濠る何か超自然的で神秘な力であり、森羅万象のなかに自由に出入りしてそれを背後から作動させ、生気づけるものであり、人間や自然物、自然現象を通 じて啓示されるもの

      〜 山内昶『もののけ1』法政大学出版局
  • 日本語の「もの」をはじめとして、世界各地に偏在するマナの例は、 山内昶『もののけ1』法政大学出版局p.93〜にふんだんに挙げられている。
  • レヴィ= ストロースのマナ分析
アンカー【マルクス主義】
  • 気分としてのマルクス主義の全盛時代のあと、気分としての構造主義やポスト構造主義が出てきて、時代遅れの気分に対する解毒作用を果たした。
アンカー【まるやま 丸山眞男】
  • 「民主政は実践の永久革命だ」
  • 民度の低さ=人の良さ を、丸山眞男は「作為の契機の不在」と表現。
アンカー【みっきょう 密教】 
  • 顕教
  • 隠されていた正しい理論的認識。
  • エリートの一部が保持占有していた密教
  • われわれ幸福へと向けた社会設計は原理的に不可能。
    公正・平等原則に反しない「社会設計」はありえない
  • 普遍的に正当化できる境界線の設定は不可能だが、境界線の設定は不可避。
  • 規定可能な形では伝達できないという本質的問題があるかゆえに、「人を見て法を説け」というゴータマ・シッダールタの言があらざるをえない。
  • 全ての社会は、恣意性を覆い隠す正当化装置や正統化装置をもつ。
  • エリートたる者は近代の外に出られないことを徹底的に自覚せよ。
  • 金剛密教
アンカー【ミメーシス】(感染的摸倣/擬態)
  • 公民 →特定人称性 →感情的動員
  • 他者の期待や行為を、期待に応える形で模倣的に再現すること
    すごい尊敬できる先生であるさまを保って、教導する 
    すごい目標であるべきあこがれの存在としての姿を、達成し続ける
  • 周囲に「感染」を繰り広げるスゴイ奴は、必ず利他的。利他的な人間の「本気」に「感染」させろ
    カリスマ性、 美学、 ロールモデルヘの同一化動機の喚起
    • 昔は「本気」で聞かなければ生きていけなかったのが、「本気」で聞かなくてよくなった。本気の対話の衰退
  • 初期ギリシア的な意味での教育は、自己陶冶を遂げて自立した者が周囲に及ぼす感染的摸倣であった。
  • ルーマンは、ミメーシス優位の社会を、言語と動機づけ装置とが融合した社会として記述する。
    プラトン以前のアテネは、文字が普及せず、娯楽も教育も伝承も、舞踊と朗誦という身体性優位のミメーシスを用いた。無文字社会はどこも同じである。
  • 言語と動機づけ装置が分離したのはエクリチュール(書かれたもの)が普及したがため。 記憶外部化の可能性を高めた結果、期待外れに対処するための「否定の図式」が発達し、ミメーシスは後景へと排除されていく。
  • 人から人への感染を及ぼしうる者だけが全体性へのアクセスの資格を得る。
    • 「感染動機」
      「スゴイ」と思う人がいて、その人のそばに行くと乗り移られて、その人のまねをしてしまう、「感染」する。映画のヒーロー、恩師、師匠、大先輩、偉人・・・
  • 等身大のパターナリズムを有効に機能させるためのミメーシスは、どうすれば広く実現できるか。
  • 『シリーズ物語り論 1 他者との出会い』  p.55
    森岡正芳
    『「ミメーシス」というのは美学の理論からも随分いろんな考え方があるようです。これは単なる模写ではないんですよね。クリエイティヴ(創造的)な動きも含めた意味での模倣です。これが我々のやっていることとかなり近いのではないかということで「ミメーシス」という言葉を導入したわけです。』
  • 人権とは何かについての教義学的問答より重要な、誰をヒトとして見做すのかを巡る恣意性の問題は、感情教育というミメーシス(感染的模倣〕抜きには超えられない。
アンカー【みんど 民度】
  • 問題があればプラットフォームを要求し、それを維持していくための意志をもつこと。
  • 私たち日本人は、近代的な社会制度が前提としている常識(コモンセンス)を持っていない。私が最近「民度が低い」と繰り返すのはこのことで、抜本的改革は教育に託する以外にありません。 『自由な新世紀・不自由なあなた』
  • 「長期的な民度の上昇を図るための、短期的には(ある程度)非民主的な決定を是認する」か、「あくまで教育プログラムの民主的決定にこだわり、民度の低さを放置(して沈没)する」か。ぼくは前者の立場をとります。『幸福論』
  • 日本では民度の低さが国民全体を覆っているので、統治する側と統治される側を截然と分けがたい。『幸福論』
  • 日本はアメリカほどは過剰流動的でないだけでなく、近代社会としての民度、とりわけエリートの民度が、アメリカよりも相当に低い。 『「麻原死刑」でOKか?』
  • 「理屈はそうだけど…」という俗情が人々を支配しがちですが、腑に落ちなくても理屈にちゃんと従えるような徹底した規律訓練が健全な民主制の継続にとって必要なことです。だから私は「民度」という言葉を使います。 『バックラッシュ!』
  • 日本的に美化される人間学「信じやすさ」や「素朴さ」は、近代社会の維持には不都合。
  • 民度が低い:つまり人が良いからこそ、人の良さを最大限生かしたソーシャル・デザインが遂行されるしかなく、民度の高いエリートが要求される。
  • 我々が愚かであれば、民権化や分権化によってむしろ社会はダメになります。その可能性が日本は多大にあります。民度の上昇を真剣に目指さなくてはいけない。『「脱社会化」と少年犯罪』
  • 日本は、検察が起訴すると99%が有罪になる馬鹿げた国です。令状発行に際する裁判所のチェック機能もほとんど働かない。国家性悪説どころか、儒教的な国家性善説が流通する国です。その意味で、民度の低いダメな国です。 『憲法対論』
  • [エリート/民衆]の二項じゃ足りない。マルチレイヤー(多層)のレイヤーごとに必要な民度を確保せよ。『幸福論』
  • 社会の民度が上がらないと学会の民度は上がらない。だから今は、社会に向けて発言しているわけですよ。『M2われらの時代に』
アンカー【めんえき 免疫】 ノイズ耐性
  • 異質性(ノイズ)に耐えられる能力 →耐性
  • 価値観・意味世界(物語)が異なる者を拒否・排除してすますのではなく、うまく処し遇する能力。
    多様性泥沼)に耐える能力。
  • 言語ゲーム →エリート →知る/知らない
  • 泥沼に耐え、視座の輻輳を観察するもう一つの言語ゲームの視座を取ることができる者は、ソーシャル・デザイナーの座に上昇する資格を持ちうる。
  • 泥沼免疫がない者、見抜いていない者、呑まれつぶれる者は、有能なソーシャル・デザイナーと渡り合えはしない。
  • 「コレが正しい/誤った思想」「コレが幸せな/不幸な生き方」というメッセージを真に受ける訳にいかない日本的空間においては、免疫を獲得したコミットメントが要求される。距離化総体への距離化をもってして根源的な未規定性へと開かれるための、観照的態度。
    そこでは、「コレこそが幸せだ」とするベタも、「幸せなど幻だ」とするベタも、双方拒絶されなければならない。
アンカー【ものがたり 物語】
  • ナマの情報をふるい分け変形させて、むりやり意味を単純化させるフィルタ。
    編まれた意味枠。
  • 意味」の回路。
  • 第三者の審級=物語

  • → 大きな物語

『シリーズ物語り論 1 他者との出会い』 宮本久雄, 金泰昌 (編さん)  東京大学出版会 (2007/02)
『シリーズ物語り論 2 原初のことば』  宮本久雄, 金泰昌 (編さん)  東京大学出版会 (2007/03)
『シリーズ物語り論 3 彼方からの声』  宮本久雄, 金泰昌 (編さん)  東京大学出版会 (2007/04)

アンカー【モンスターペアレンツ】
アンカー【役割】 社会学の役割概念
アンカー【役割理論】 役割期待・役割取得・役割葛藤・役割距離・役割演技など
アンカー【ユビキタス】
  • めっさテクノロジー化していくこの世界。
  • スマート化やユビキタス化:「見たいものしか見えない」という方向を目指すテクノロジ。
  • テクノロジーが「この社会に意味がない」という感覚を加速させる
  • 「スマート化」必要だが危険=危険だが必要
アンカー【ヨーロッパ、イギリス】
アンカー【よきりろん 予期理論】
  • 何事も「そう見える -- 期待できる」という水準で議論。
  • 内的融合が愛なのでなく、内的融合があると見えるときに愛があるとされる。
    内的合致が理解なのでなく、内的合致があると見えるときに理解があるとされる……。
    内的融合や内定合致の有無は検証できないし、検証の必要もない。
    見えれば、思えれば、いいだけ。
  • こうした理論はシニシズムだと見られ、不人気。
    それは残念だな、という、ルーマンのシステム理論と共有するペシミズム。
  • これからは予期理論的な社会観がますます必要になる。
アンカー【よしもと 吉本化】
アンカー【ヨナス】  ハンス・ヨナス
  • 『責任という原理』という本のなかで、いま問題にすべきなのは、われわれが、われわれ自身の力を恐れること。
  • 人間がもっている、自然を超える力をどうやって畏怖するか、畏怖する感情的プログラムをどうやってもう一度注入するか。
アンカー【よんきのう 四機能】  音楽コミュニケーションの四機能
  1. シーンメイキング機能:音楽をかければ空間がオッシャレーなシーンに早変わり
    • 1990年代半ばまではベタにいたが、今は完全にバカ扱いされる。
  2. 関係性提示機能:「これってアタシ」自分や周囲の解釈ツール
    • 承認要求が強いがゆえの不全感に苦しむ自傷系やひきこもり系に親和的。
  3. 究極お耽美(たんび)機能:「異世界」現実逃避ツール
    • 社会的退却の方向に行きかねないところを、異世界提示ツールのおかげで擬似的な共同体を形成し、酷薄な流動性をやりすごしている。
  4. ネタ機能:「どうせおいらは」的な韜晦(とうかい)にもとづく「楽屋落ち」。オタク的コミュニケーション・ツール

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幸福論remix メディア

宮台真司bot

 話をする上で、他分野との用語のすりあわせが必要なのかな、と、こさえた自習メモ。
 門外漢にはいろいろ耳慣れぬ表現のオンパレードではあれど、 よく見ればなじみの概念が頻出する書籍 『幸福論』 をベースに。 

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【メディア】
  • 60年前後生まれの「新人類世代」が野球に興味を持たなくなった/野球のウンチク話を交わす場が無くなった/仕事帰りの飲み屋でいっぱいが無くなった
  • お茶の間など、視聴を共有する場が無くなった
  • 今後は高収入層向けの有料コンテンツと貧民向け無料コンテンツに二分化

  • 私自身はオーセンティシズムの塊だが、新聞をほとんど読まないし、テレビは子供と一緒に見る教育テレビ以外は原則として一切見ない。それで個人的に困らないばかりか、なんとニュース解説番組の出演にも全く障害にならない。
    宮台真司
  • 僕は新聞を読みません。インターネットでヘッドラインを収集するソフトや、携帯メールにヘッドラインを飛ばすサービスを使い、気になるニュースがあったらぐぐって専門家の議論を読みます。新聞には必要な情報が載らない以上、読む意味がない。
    miyadai
  • どんなにマルチチャンネル化しても、「共通前提を与えてくれるのはテレビだけだよね」という具合になるならば、マスメディアの需要は衰退しない。共通前提が必要となる「場」の消滅が、マスメディアの衰退を引き起こしている。
    『日本の難点』
  • 政治家に話をきく番組にせよ、政治家・学者・評論家に討論させる番組にせよ、レベルが低すぎる。各学会の最先端とも海外メディアとの無関連に、浅すぎる話で終始する。だから私の周囲の専門人たちがテレビに接触しないのは全く当たり前だと感じる。
    宮台真司
  • みんなテレビを観なくなったから、ラジオとネットの番組だけでターゲット層へのポピュラリティを維持・増強できる。テレビに出てなんぼという大枠は変わらないが、出なくてもターゲット相手の仕事はできる(笑)。
    『ナショナリズムの作法』
  • テレビをオーソライズドメディアだと勘違いした素人連中が、専門家面して悪影響を撒き散らすのをなんとかしないとどうしようもない。メディアの多様化によるテレビ離れは、その点いいことだと思う
    『M2われらの時代に』
  • 日本のマスコミはもうダメでしょう。僕は神保哲夫氏とビデオニュース社の「マル激」に十年以上出演してきたけど、分析や解説のレベルは朝日や読売よりも遙かに上です。多くの人はマスコミの分析をマスゴミ扱いしています。
    miyadai
  • メディアで話すのは難しい。TVに出演して30秒以上話すと、視聴者に「なんでこいつの顔がずっと映っているんだ」「目の下にくまが」などと関係ないところを注目されます。だから私はラジオに比重をおいて仕事をしています。
    『挑発する知』
  • 大事な発言は、原則として生出演でやる。やむを得ず録画録音の場合には、一部だけ抜き取られないような発言の仕方をする。
    『民主主義が一度もなかった国・日本』
  • 現在のテレビや新聞には、「今度はどこが杜撰だろう」「今度はどこがマヌケだろう」と、あら探しの楽しみをする以外には、接触しないほうがいいでしょう。
    『民主主義が一度もなかった国・日本』
  • 僕がテレビなどで偉そうなことをしゃべっているのを見て真に受けて、子供に僕がひとかどの人間だと思われては困る。テレビやラジオでまともそうなことをしゃべる輩に限って実際は大したことがないのだ、ということを肌身でわかってもらう(笑)。
    『学校が自由になる日』

  • テレビ

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幸福論remix ネトウヨ、2ちゃんねらー

宮台真司bot

 ネトウヨや、2ちゃんねらー的匿名作法に馴致された者の言説パターン、ネット絡みの噴き上がり系の行動様式、などについて並べてみました。

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アンカー【噴き上がり】
  • シロかクロかで吹き上がるネット世論は、実際にはグレーに耐えることができる多くの人々を隠蔽した「上げ底」にすぎず、しかも不安に煽られがちなヘタレがもっぱらコミットします。
    『紛争屋の外交論 ニッポンの出口戦略』
  • 「卑怯なことはやめろ、浅ましいことはやめろ」という美学がネット右翼にない。「人工無脳」的チャットロボットでシミュレイトできる程度の言説が右翼と呼ばれたんじゃ、本当の右翼が可愛相ですよ。
    『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』
  • 「ネトウヨ」がつどう場所は一種の「汲み取り便所」だと思えばいい。どんなにクサくたって、便所の扉を閉めておくだけで困らない。というか、むしろクサイ便所が好きなヤツは便所に閉じ込めておくほうがいいよ。
    『中学生からの愛の授業』
  • ネットナショナリズムはどこの国でも必ず国策よりもラディカルになります。 情緒的な噴き上がりの場になるからです。 だから内政的不満のガス抜き装置になりますが、加えて、有効な外交ツールになります。
    http://j.mp/gLJzoI
アンカー【匿名発信】
  • ネットが犯罪の温床になっているのは事実なんですが、それはネットが匿名だからではなく、匿名だという幻想があるからなんです。ここにも、見えないがゆえの勘違いがある。
    『漂流するメディア政治』
  • 原発問題に限らず、インターネットとりわけ「2ちゃんねる」の世界などでは以前から見られる日本特有のコミュニケーションです。何を喋っても、〈陣営帰属&誹謗中傷〉の対象にして、中身の合理性や妥当性を議論しない
    http://j.mp/rnMI9d
  • そもそも日本以外の先進国に2ちゃんねる的掲示板がないのは「こういう書き込みをする奴はバカに決まってる」という期待の地平があるからです。
    『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』
  • 2ちゃんねらーの大半は「ズラす振る舞い」にオブセッシブ(強迫的)で「ズラす自分から自覚的にズレる振る舞い」には鈍感。三島が「高度のアイロニスト」だとすると、2ちゃんねらーは「低度のアイロニスト」といえるでしょう。
    『限界の思考』
アンカー【パワー幻想】
  • 「現実」にダメなやつが「ネット」で回復できるのは自意識においてだけで、社会の枢要な領域では「現実」にダメなやつは「ネット」でどうあろうが永久にダメだということです。
    『父として考える』
  • 若い連中は、ネットからイメージされる人格と、オフで対面した人格との乖離が大きすぎるのです。ネットでは居丈高に攻撃的だったりエラそうに場を仕切っていた連中が、オフ会の円卓ではまともにしゃべれない「社会的弱者ぶり」
    『限界の思考』
アンカー【自己保身】
  • インターネットのコミュニケーションや記者クラブの記者連中のコミュニケーションを見て、「あ、また始まったな」って思う共通性があります。それは、「俺たちの日常にケチつけるのかよ?」ってタイプの激昂なんですよ。
    http://j.mp/pkrgT0
  • コミュニケーションの共通前提を支える自明性を壊す営みを受け入れない。合理的で妥当な議論であっても、自明性を壊すならば受け入れない。「今更やめられない」。インターネットでもこうした傾向が顕著です。
    『情況 2011年7月号』
  • 中身自体に意義を認めるというより、〈共同性内での立ち位置〉を保ったり〈自意識の恒常性〉を保つために、見掛け上の価値コミットメントを示すという〈悪い心の習慣〉は、左翼にも右翼にもある。
    『情況 2011年7月号』
  • ネットの原発論議を見ても、「敵味方の陣営帰属に基づく誹謗中傷」と、「自意識を温存するためのメタコミュニケーション」だらけです。
    『情況 2011年7月号』
  • 自己のホメオスタシスのために、すなわち、自己防衛のために、「2ちゃんねる」の参加者たちは、アイロニカルなコミュニケーションを遂行し続けるしかなくなっているのです。
    http://is.gd/dhkKV
アンカー【集団成極化、同質集団】
  • 昨今のインターネット・コミュニケーションは、互いに交流がない複数の層に分化している。公式ブログにトラックバックをつけてくれる人々も、知的な層と、知性がない層と、本当にきれいに二分されています。
    『ネット社会の未来像』
  • インターネットで一見多様性が広がったと見えますが、個々のプレイヤーからすると多様性を経験しなくて済むのがポイントです。同質性の高い仲間と同質的な情報空間にどっぷり浸かれる。僕は「摩擦係数の低いコミュケーション」と呼びます。
    http://is.gd/d7Cs8
  • 「ネット上の共同性」を疑う主として年長者は、実際「血縁的・地縁的な共同性」の護持に失敗してきています。他方、これからは「ネット上の共同性」だと嘯く若年者は、共同性を御都合主義的に緩くとる。笑止です。
    『日本破壊計画』
アンカー【メディアが行うネットのケツ舐め】
  • ネット世論が盛り上がるとマスコミは不人気を恐れてネットに迎合的になります。ただでさえ可処分時間がインターネット利用に食われて新聞やテレビが退潮しつつありますから。
    http://j.mp/gLJzoI
  • 僕は「上げ底」された強硬な世論を「2ちゃん系ウヨ豚」と呼んで嘲笑してきましたが、日本のマスコミは「俗情に媚び」て、ネットが煽ったことに関してはマスコミも煽るという図式になっています。悪貨を増殖させているんです。
    http://j.mp/gLJzoI
アンカー【ネットの性質】
  • インターネットってのは「幻滅のメディア」だ。ネットの情報には幻滅がつきまとう。
    『中学生からの愛の授業』
  • ネットの副作用には「匿名者の危険」と「親密者の疑心暗鬼」の両方あります。マスコミは前者ばかりに注目しますが、ぼくが重視してきたのは後者です。
    『幸福論』
アンカー【ネットの使い方】
  • 僕はインターネット活動歴が長いんです。IIJとベッコアメがプロバイダー事業を始めたときからのユーザーですから、本当の濫觴期だった十年前からインターネットに関わっていて、以来個人BBSも続けてきています。
    『ネット社会の未来像』
  • 2ちゃんねる以前の初期のインターネットBBSで「ネタをばらまき、アラシが食いついて荒れてきたら、一挙に収束させてみせる」という実験を繰り返したのも、操縦技術の習得のためです。
    『限界の思考』
  • 専門家にどうすれば素人が異議申し立てできるか工夫する。「専門家でもないクセに」と愚昧な揶揄をする一部2ちゃんねらーの如き馬鹿を徹底淘汰する。
    http://j.mp/sSOj1W





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