徹底討論 私たちが住みたい都市

宮台真司bot

社会学2006年 

『徹底討論 私たちが住みたい都市』


 
宮台真司 著作●→手つかずの自然はない。代わりにあるのは、手をつけないという人為が帰結する、再帰的な自然に過ぎません。今どき、伝統があるとか、反近代があるとか、近代の超克があると言うのは、馬鹿だけです。

宮台真司 著作●→巷では、近代になると呪術的なものが消えると考えられていますが、そうではありません。人々が呪術的であってもなくても社会が回る。宗教的であってもなくても社会が回る。

宮台真司 著作●→日本では、スローフードやスローライフが有機野菜を食べることだとか、食品のトレーサビリティの確保だと勘違いされています。そうでなく過剰流動性を拒んで文化やライフスタイルを護持する運動なんですね。

宮台真司 著作●→過剰流動性を容認すると、米国巨大資本によって社会はどこも地均しされ、人も物も入れ替え可能化します。だから諸外国は米国を強く警戒します。

宮台真司 著作●→遺伝子組換作物を、欧州ばかりかアフリカ諸国までもが拒絶するのはなぜか。「有毒だから」は完全に勘違い。「社会に有毒だから」です。アメリカ巨大資本に食料供給の根幹を握られるのを抑止するためなのです。

宮台真司 著作●→社会システムが回るために「市民」が必要なくなるのです。ディシプリンによって主体化された存在が要らなくなるのです。人間学的に陶冶された存在は必要なくなるということです。

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『徹底討論 私たちが住みたい都市』
 身体|プライバシー|住宅|国家
 工学院大学連続シンポジウム全記録
 平凡社
 


天皇と日本のナショナリズム

宮台真司bot

社会学2006年 

『天皇と日本のナショナリズム』
 神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド


 
宮台真司 著作●→天皇や皇室はそもそも「貴賎カテゴリー」ではなく「聖穢カテゴリー」に属します。それは日本社会のルーツにあるシャーマニスティックな構成に由来します。

宮台真司 著作●→ヨーロッパで「開かれた王室」を語りうるのは、王様が俗人だからです。[日本のように]王が聖なる存在で、その発言が絶大な政治的影響力を持つ場合、王室を開くと、統治権力の独立性は揺らいでしまいます。

宮台真司 著作●→天皇が自発的に辞めると言いださないように、天皇の次期後継候補に責務を刷りこむプロセスがいわゆる帝王学。帝王学を授けるのは皇室の方々ではなく、宮内庁の役人や宮内庁が選んだ学者や識者が授ける。

宮台真司 著作●→象徴天皇制がシステムとして回っているように見えるのは、天皇が事実的に政治的発言を控えておられるからであり、制度があるからではなく、陛下の御意があるから回るのが、象徴天皇制だということです。

宮台真司 著作●→日本では「聖なるもの」こそが正統性の根拠そのものです。「聖なるもの」はこうした歴史を経て誕生したなんていう探索は必要ない。むしろ「聖なるもの」に根拠があったら「聖なるもの」でなくなってしまう。

宮台真司 著作●→天皇は民権派の象徴にもなるし、国権派の象徴にもなるんです。そこが国家ないし政治システムとして見た場合に、日本の非常に危ういところです。

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『天皇と日本のナショナリズム』
 神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド
 春秋社
 


人生の教科書〈よのなかのルール〉

宮台真司bot

社会学2005年 

『人生の教科書 〈よのなかのルール〉』


 
宮台真司 著作●→僕は、いろいろなところで講演をするのですが、そこで意味にすがって生きる者たちの「意味の空洞ぶり」を指摘して叩きのめすようなことを、続けてきています。

宮台真司 著作●→法律が侵害されているからという理由で統治権力が動くのは構わないが、道徳に反しているからという理由で動いてはならない。道徳は個人や時代によって多様で、こんなものでいちいち統治権力に動かれたのでは、たまりません。

宮台真司 著作●→「みんな仲良し」という教育は、人殺しを奨励する教育だと言い切ってもかまいません。多くの先進国が「みんな仲良し」を完全にやめたのは、そのことにはっきり気づいたからです。日本人だけが、そのことにまだ気がついていません

宮台真司 著作●→試行錯誤するほど自立型尊厳が強化されます。すると「失敗しても平気」「恐くても大丈夫」と思えるようになって、さらに試行錯誤に乗り出せます。するとますます自立型尊厳が強化され、人は荒野に乗り出せるようになります。

宮台真司 著作●→被疑者や被告人に人権があるというのは、統治権力=国家が勝手に吊し上げることはできないということなのです。その意味では「加害者の人権」を尊重することで侵害される「被害者の人権」というものは、一切存在しません。

宮台真司 著作●→長く続いた人類の伝統の中で、人が仲間を殺さなかったのは、子ども時代に仲間を殺してはいけない理由を諭されたり、人の痛みや命の大切さを説かれたからではない。殺せないように育ち上がるメカニズムがあったからなのです。

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『人生の教科書 〈よのなかのルール〉』
 藤原和博(著) 宮台真司(著)
 筑摩書房
 


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