メディアと精神科医 見識ある発言と冷静な受容のために

宮台真司bot

社会学2005年 

『メディアと精神科医 見識ある発言と冷静な受容のために』


 
宮台真司 著作●→欧米のジャーナリズム教育では感情に訴えるような描写や演出をしてはいけないというのがファースト・プライオリティですが、日本にはジャーナリズム教育が皆無な上に「もっと感情に訴えるやり方をしろ」。

宮台真司 著作●→メディアのスキャンダリズムが、お祭り騒ぎを惹起してある種の高揚した状態を実現した後に平穏な日常に着地させるというステップを踏んで、共同体的な無害化の儀式を反復している可能性もあります。

宮台真司 著作●→アメリカのハリウッド男優や女優はテレビCMには絶対に出ません。CMに出るのは売れない俳優、売れない女優の証拠だとされています。ところが日本のCMには出ます。日本ではそういう悪評がたたないからです。

宮台真司 著作●→日本の社会学会は大変に巨大で三千数百人いますが、他の先進国の多くは五百人から千人の間ぐらいしかいないわけです。他国ではそれなりに専門性が高い学問だと思われているのに、日本では基本的に敷居が高くない。

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『メディアと精神科医
 見識ある発言と冷静な受容のために』

 阿保順子, 高岡健 編集
 批評社
 


だれも沖縄を知らない 27の島の物語

宮台真司bot

社会学2005年 

『だれも沖縄を知らない 27の島の物語』


 
宮台真司 著作●→スランプに陥ると籠り切りになる安宿が石垣島にある。宿の近くには一日中いても誰もこない浜辺がある。そこでは一週間で一ヵ月分の仕事ができる。結婚前は沖縄が本拠で、上京は仕事での出張だと考えていた。

宮台真司 著作●→宮古も石垣も老人ホームだらけだ。本土並み化による通婚圏拡大で、夫婦揃って「本土並み」の生活をすべくオジイやオバアを老人ホームに叩き込む。離婚率や失業率がアノミーの指標となる社会へと変化しつつある。

宮台真司 著作●→憤怒の記憶を共有する年長者にとっては「風景が本土並み化しても、魂が本土並み化することはあり得ない」のに、年少者にとっては「風景が本土並み化するにつれ、魂も本土並み化することがあり得る」ことになる。

宮台真司 著作●→地方分権化が喧伝されるが、都道府県単位の分権が語られる。馬鹿げている。欧州の例を出す迄もなく、教育分権は市町村単位の問題だ。漁師町だから、農村だから、それに応じた教育をする。それこそ教育分権だ。

宮台真司 著作●→私が大学に入学して最初に書いた社会学のレポートが八重山群島の祖先崇拝をめぐるものだった。琉球各所の民間伝承にギリシア神話と似た匂いを感じて興奮したのもその頃だった。

宮台真司 著作●→「権利」は行使した方が良いとは限らない。最初は「敢えてする自律的依存」でも、安楽と平穏ゆえに自立の気概を失って「忘却の末の他律的依存」に堕するは世の摂理。摂理を自覚するのは沖縄の責任だ。「沖縄は可愛相」と甘やかしては済まない。

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『だれも沖縄を知らない 27の島の物語』
 森口豁 著 筑摩書房
 解題:宮台真司
 



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